【振り返り】男性不妊編

もうすぐ娘は2歳になる。

子どもがいない数年間は本当に辛かった。

わたしより後に結婚した友達にどんどん子どもが生まれていく、心無い周りには「早く子どもを作れ」「子どもはまだか?」と言われ、なんだか針のむしろにいるみたいな心境でした。

「なんで、よりによってウチなんだろう?」って、生理が来ては泣いてた。←わたしだけ(笑)

 

不妊治療の病院行ったら、まさかの旦那原因。

子どもを授かるには顕微授精をするしかないと宣告され、絶望する。←わたしだけ(笑)

 

え?いきなり最後の砦?まじかよ。

人工授精とかすっ飛ばすんだ/(^o^)\

てか、旦那に原因あるのに、頑張るのわたしだけ?勘弁してよ。。

そんなことを思いながら、何とか妊娠し出産をして、今に至る。

 

今、男性不妊で悩んでる奥さん!!

分かってるとは思うけど、子どもが欲しかったら、奥さんが歯を食いしばってやるしかない。

諦めて覚悟を決めるしかない。

 

というのも、わたしはなかなか諦められなかった。

痛いことを何が何でも避けたいわたしは、注射すら嫌なのに、顕微授精なんてやりたくなかった。

出産ならまだしも、なんというか…みんなは味あわなくてもいい痛みに納得出来ず。

ドラマティックな妊娠発覚をやってみたかった。が、それは叶わなかった。

 

元々わたしは子どもが好きというわけではなく、子どもが欲しいという動機も、「せっかく女に生まれたから出産と子育てを経験してみたい」のと、旦那はすごく子煩悩で子どもを欲しがっていたので「旦那をお父さんにしてあげたい」のと、今まで勝手気ままに生きてきて親に何の恩返しも出来てなかったので「母に孫を見せたい」という、動悸としてはかなり弱いものだった。(個人的に自己犠牲という概念がないので、他人軸な動機だと「やってやったのに」という見返りを求めてしまうため、よくないと思っている)

「この人(旦那)との赤ちゃんが欲しい♡」と言うような純粋な想いは流す涙と共に無くなった(笑)はぁ、、

 

そんな気持ちの中で、わたしにとって顕微授精はかなり重たかった。

妊娠出産はスピード感がだいじ。分かってる。だけど、わたしは顕微授精にトライするまでに時間が掛かってしまった。

なんだかんだと逃げ回っていた。

でも後悔はないよ。わたしにとってはこれが最速だったと思うから。

 

 

ちなみに、わたしの親しい友人には男性不妊ではあることはカミングアウトしていたが、実両親、義両親にはカミングアウトしなかった。

自分の親にわざわざ言うのも心配かけるだけで言いたくなかったし、言う勇気もなかった。旦那が悪く思われても可哀想だし。

もし、義両親が子どものことを悪意を持って聞いてきたり、攻撃してきたら言うつもりだった。いや、アンタの息子のせいですよって。←言い方

義両親が本音はどう思ってたか知らないけど、直接は何も言ってこなかった。

既に義妹には3人子どもがいたので、子どもを産んでないわたしに対して、義妹から謎のマウントを取られたことはあったけど(笑)ぴえん。

 

今、わたしが正直思うこと。

男性不妊から出産して子育て中。こんな意見もあるかなってかんじで読んで欲しいんだけど。

それはあるがままを受け入れても良かったんじゃないかってこと。

要は、人間を動物として見るのならば、中には子孫を残せない、或いは敢えて残さない遺伝子を持ったヒトがいてもおかしくはないから、不妊治療をしないで、夫婦2人で生きていけ!っていうのが運命だったのかもしれないと、ふと思うわけ。その方があなたたちは幸せよ〜って。

不妊治療するってことは、その運命を無理に変えるってことでしょ?(まあ、不妊治療をして授かることが出来たってのもまた運命かもしれないけどさ)

 

そう思うのは、わたし自身が子育てに向いてないと思ってるから。

わたしは、子育ての大半を面倒だと思っている。

娘は確かに可愛い。だいすき。何かあったらこの子に命をあげてもいい。この子に出逢えたことだけで、もうこの世に未練はないっちゃない。

だけど、オムツを変えるのもミルクをあげるのもお風呂に入れるのもご飯をあげるのも一緒に寝るのも公園で遊ぶのもイヤイヤされるのも、全部面倒だと思っている。

きっと、もっと愛のあるお母さんなら、面倒なことより可愛いの方が圧倒的に勝ると思うんだけど、わたしの場合は面倒:可愛い=7:3。体感的に。普通の人はこの対比が逆なんじゃないかな?

 

妊婦生活も苦痛だったし、産前産後の今までに体験したことがない痛み、、二度と経験したくない。

基本的に痛みも時間が解決してくれるからね。みんな忘れちゃってるんだよね。じゃないと、2人目なんて作れないよ。わたしは覚えてるけど、、笑

と思う、そんなわたしも欠陥人間ですけどね。

元々、わたしたち夫婦は「親」になる資格はなかったのかも。とも思うわけですよ。

 

でも、夫婦の都合で娘は生まれた。

生まれたからには、「この家に生まれてきて良かった。」と思って貰えるように、最低限のことはしてやりたいと思っている。責任を持って。

矛盾してるかな?

矛盾してるかもね。

でもそういう存在が親子なのかもしれない。

わたしが好きなアーティストで、出産と育児は旅行みたいなもんって言ってて、超納得した。

旅行行ってる最中はそれなりに不便や不満もあるけど、終わって振り返ったら、いい旅行だったな。なんつって。

わたしもいつか年老いて、振り返ったら、そう思うのかな?

というのはさておき、

かなり少数というかわたしと同じ気持ちの人はそうそういないと思うけど、こういう人もいるんだなって思ってくれたらいいかなと思います。

 

 

p.s.

旦那は生まれ育った家族(特に親)を大切にしてて飼ってた犬も大好き。だから間違いなく自分の子どもが出来たら可愛がると思ってた。

実際、わたしの目に狂いはなかったです(笑)めちゃくちゃ可愛がってます。言いなりです。奴隷です。

 

あと、不妊治療。

男性不妊だったからというのもあるかもしれないけど、治療には積極的だった。男性不妊もすぐにしょうがないと割り切り受け入れ、クヨクヨすることはなかった。

よく聞くのよ。病院に検査行くのすら渋る男(笑)採精するのも嫌がったりね。

 

不妊治療のメリットがあるとすればこれだね。

不妊治療に対する積極性や奥さんに対する態度で、今後の育児生活がどんなものになるか想像つくってこと。

子どもが生まれた時もそのままだと思う。

 

あなたのパートナーの不妊治療に対する態度は積極的ですか?あなたを労わってくれますか?

治療費に対して惜しみなく使おうと思ってますか?出来るだけのことをしようとしてくれますか?

 

自然妊娠では分からない、不妊治療する夫婦ならではのシミュレーションです。

原因に関係なく、不妊治療に積極的な人は子育てにも積極的。

治療費を出来る限り惜しみなく使おうとする人は子どもにも惜しみなく使ってくれます。

これはうちだけしか統計ないですけど、かなり信ぴょう性高いかと(^q^)

 

なので、男性不妊なのに不妊治療に積極的ではない人がパートナー(たまにSNSでいる)なら、離婚して違う方と家族を作った方がいいかも、、しれないですね、、←最後に爆弾。

 

いやでもほんとに。